＜日本郵便＞ゆうパック遅配３２万個 信用失墜

　日本郵便は無様なことになりましたね。
ペリカン便との統合を急ぐあまり、大事な顧客とその信用を失いつつあります。
何でこの一番忙しくなる中元商戦のときに、今まで使ってもいない仕分けシステムを使うような統合を推し進めたんでしょう。
社員が機械の扱いに不慣れで機械の停止が度重なったなどといっているようですが、統合準備がきちんと出来ていないのに推し進めた結果で、そのような事は最初からわかっていただろうと思います。
それでも統合を推し進めたことが、一般会社ではなく、国営会社であったことの甘えではないでしょうか。
仕事は完全でなければ、顧客の信用は得られません。
そのことについての思い入れがあまりにもお粗末だったのではないでしょうか。

ゆうパック遅配３２万個に…他社切り替えも
7月6日3時8分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100706-00000006-yom-soci

　日本郵政グループの宅配便「ゆうパック」で荷物の遅配が発生している問題で、郵便事業会社は５日、新たに約６万個の遅配が判明したと発表した。
　遅配の総計は計３２万個に上る見通し。
　同社では、荷物の集約拠点で、仕分け作業に手間取ったことが主な原因としており、総務省は６日、同社の鍋倉真一社長を呼び、報告を求める方針。同省は詳しい聞き取り調査を行ったうえで、業務改善命令などの行政処分を行うかどうか検討する。
　同社によると、トラブルが起きたのは、大阪、千葉、埼玉などにある、各支店からの荷物を集約するターミナル拠点。今月１日から、日本通運との共同出資会社で運営していた「ペリカン便」と配送業務を一体化した影響で、荷物の取扱数が急増して作業が滞り、混乱が生じたという。
　同社では混乱が起きたターミナル拠点の利用を避け、別の作業場に荷物の集約を進めるなどの対策を取っており、６日夕にも問題を解消したいとしている。
　今回の混乱は、ゆうパックを利用していた大手スーパーなどにも影響が出ている。
　中元商品の約半数をゆうパックで発送しているダイエー（本社・東京都江東区）は、配達が遅れている生鮮品について、再配達の手続きを取った。「今後、必要になれば他社への切り替えも検討する」としている。ネット通販大手の「アマゾンジャパン」（渋谷区）は、ゆうパックでの発送分を他の宅配便業者に変更。広報担当者は「一時的な措置だが、いつもとに戻すかは決めていない」とした。