＜京都＞介護疲れで心中未遂 母親（７３）が凶行

　２１日午後１０時２５分頃、「人が血を流して倒れている」と１１９番通報があった。
場所は京都市右京区西京極午塚町のマンション付近の路上で、夫婦と息子の３人が顔や腹に刃物傷で負傷していたが、命に別条はないという。
駆けつけた京都府警右京署員は殺人未遂容疑で、包丁を持っていた同町に住む小野ヨシエ容疑者（７３）を現行犯逮捕した。
怪我をした３人は、小野容疑者と、その夫の義明さん（７９）、息子の浩一さん（４９）で、同容疑者は介護に疲れ果て、「皆を殺して自分も死のうと思った」と話しているという。
夫と息子は脳梗塞（こうそく）などで体が不自由で、２人ともつえをついて歩いていた。小野容疑者は夫と公園に行き、近くに住む息子を呼び出し犯行に及んだとみられる。
怪我の程度は、容疑者が肩と腹に傷を負い、夫と息子が顔に怪我をしていたという。

逮捕の７３歳女　「介護疲れた」　京都無理心中未遂
5月22日15時46分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100522-00000073-san-soci

　京都市右京区の児童公園で２１日夜、無理心中を図ろうと夫と息子を刺して負傷させた事件で、殺人未遂容疑の現行犯で逮捕された小野ヨシエ容疑者（７３）が京都府警右京署の調べに対し「夫と息子が病気で介護に疲れた」と供述していることが２２日、同署への取材で分かった。
　右京署によると、夫と息子は脳梗塞（こうそく）などで体が不自由で、２人ともつえをついて歩いていた。小野容疑者は夫と公園に行き、近くに住む息子を呼び出し犯行に及んだとみられる。
　夫と息子は全治２週間程度のけがという。