日銀レポート すべての地域で景気持ち直し

日銀が、４月１５日全国９地域の景気状況を分析した地域経済報告（さくらリポート）をまとめ、全国９地域のうち７地域の景気判断を上方修正した。
いまだ上方修正されないのが、四国と九州･沖縄地域のみとなった。
とはいうものの、四国と九州･沖縄は、雇用や所得情勢が引き続き厳しい状況にあることなどから据え置いたということで、すべての地域が「持ち直しの動きがみられる」ということだそうである。
　ただ、雇用情勢については「厳しい状況が続いている」との判断を示しており、家計部門への波及は遅れているということです。
景気がこんなに持ち直していることが強調されているのに、株価は上昇機運に乗れないんでしょうかね。
アメリカの株上昇に比べても、日経平均は、足踏みが多々見受けられますね。

全国７地域で景気判断を上方修正　日銀さくらリポート
4月15日14時58分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100415-00000551-san-bus_all

　日銀は１５日の支店長会議で、全国９地域の景気状況を分析した地域経済報告（さくらリポート）をまとめた。全国９地域のうち四国と九州・沖縄を除く７地域で景気判断を上方修正した。前回１月調査の上方修正は４地域だった。エコポイントなどの政策支援や新興国向け輸出の増加が生産の改善につながった。
　四国と九州・沖縄は雇用や所得情勢が引き続き厳しい状況にあることなどから据え置いたが、すべての地域が「持ち直しの動きがみられる」としている。
　関東甲信越では、「緩やかに持ち直している」から「持ち直しの動きが続いている」と修正。近畿は「緩やかに持ち直している」から「着実に持ち直している」と表現を強めた。北海道と東北でも、「持ち直しの動きが広がっている」との判断を示した。
　需要項目別でみると、個人消費については、すべての地域で政策効果による家電や乗用車販売の増加を指摘。設備投資は北陸、関東甲信越など６地域で「下げ止まりに向けた動き」を報告した。
　ただ、雇用情勢については「厳しい状況が続いている」との判断を示しており、家計部門への波及は遅れている。