ロシア、日本漁船を拿捕

今年北方領土の国後島沖で１月、拿捕（だほ）された北海道羅臼漁協所属のスケトウダラ刺し網漁船第３８瑞祥（ずいしょう）丸（１９トン）の川端隆船長（５２）が約４カ月ぶりに解放された。川端船長は４月、区域外操業などの罪で３０万ルーブルの罰金刑が確定。ほかの乗組員５人は２月に解放されている。こんな中でまたまた１７人の乗組員が乗った船が拿捕された。ロシア側は拿捕すれば罰金を取れるし、拿捕した警備当局の点数も良くなる。したがって実際の境界線のぎりぎりの線などではすぐ拿捕ということが行われる。当然分りきったことなんだからと注意もしているだろうが、ロシアの日本漁船拿捕は止まらない。

---

違法操業の疑い、露当局が１７人乗り日本漁船を拿捕
2007年6月2日（土）23:14
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20070602i214-yol.html
　【モスクワ＝瀬口利一】ロシア極東カムチャツカ州の国境警備当局者は２日、本紙に対し、カムチャツカ半島東方のコマンドル諸島付近のロシア排他的経済水域（ＥＥＺ）内で、日本人乗組員１７人が乗った漁船「第８８豊進（ほうしん）丸」（１７３トン）を違法操業の疑いで拿捕（だほ）したことを明らかにした。　船は連行され、３日夜にも同州都ペトロパブロフスク・カムチャツキーの港に入る予定という。日本の外務省も同船が連行されたことを確認、情報収集を急いでいる。同船は、富山県入善町の「池田水産」（池田博社長）が所有。同船からは、船主に「乗組員は全員無事」と無線で連絡が入ったという。