＜大阪豊中の病院＞人工呼吸器のチューブに穴 殺人未遂か？

　同じ病院で、同じ女性が、同じような内容の被害を受けている。
大阪府豊中市庄内宝町の大阪脳神経外科病院で、入院中の女性患者が装着していた人工呼吸器の酸素用チューブに穴が開いているのが発見され、豊中南署は８日、何者かが故意に開けた可能性があるとみて、殺人未遂容疑で捜査を始めたと。
女性は平成１６年１１月に、意識不明の重体で入院し、当時から自発呼吸が困難で人工呼吸器を装着していたが、２０年１０月６日夜にも、同じ病室で、今回とは別の型の人工呼吸器のチューブに穴が開くトラブルが起きていたという。
こんな偶然などありはしない、女性は何かの理由で命を絶たれようとしている。
どのような理由にしろ、殺人は許されない。

殺人未遂　人工呼吸器の酸素用チューブに穴　大阪の病院
6月8日18時31分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100608-00000016-maip-soci

　大阪府警は８日、大阪府豊中市庄内宝町２の財団法人・大阪脳神経外科病院で先月３１日、入院患者の女性（６４）につながれた人工呼吸器のチューブに穴が開いているのが見つかったと発表した。０８年１０月にも同じ患者のチューブに穴が開いていた。いずれの場合も、患者の容体に変化はなかったが、捜査関係者によると、キリのようなもので突き刺されたとみられることから、府警は殺人未遂事件として捜査を始めた。
　府警豊中南署や病院によると、患者は０４年１１月から意識が戻らない状態で入院し、同じ病室の他の患者も寝たきりという。先月３１日午後１０時ごろ、女性看護師が部屋の前を通った際、空気が漏れる「シュー」という音に気付いた。調べると、病室の壁の酸素・空気栓と呼吸器本体をつなぐ２本のチューブ（直径約１．２センチ、長さ約３メートル）のうち、酸素用チューブに直径数ミリの穴が開いていた。別の看護師が約１０分前に室内を巡回した際は異常がなかったという。
　０８年１０月６日には、看護師が午後１０時４０分ごろ、病室内を巡回した際に「ポン」という音を聞き、同じ患者の酸素用チューブに穴を見つけた。いずれも容体に影響はなく、酸素が大量に漏れたことを知らせる警報も作動しなかった。消灯は午後９時で、以降は関係者以外病室に入れない。
　捜査関係者によると、とがった物で突き刺されてできた穴らしい。先月は１カ所、０８年の時は２カ所あった。
　会見した阿在（あざい）聡・同病院事務次長は「なぜ穴が開いたのかわからず、警察の捜査に任せたい」としている。