参院法務委 殺人などの時効撤廃の法案可決

　参議院法務委員会は１３日殺人事件などの公訴時効の撤廃を盛り込んだ、刑事訴訟法の改正案を賛成多数で可決した。
共産党は、国民的な議論が不足しているとして、反対したようだ。
改正案は、最高刑が死刑となる罪の時効（現行25年）を撤廃、最高刑が無期懲役以下の人命を奪う罪の時効を原則2倍に延長ということで構成されているようだ。
犯罪被害者の遺族感情を配慮した措置だということだが、一時期あまりにも犯罪者の人権を言うあまり、遺族などの感情を無視した判決への反動であろう。
ただし、死刑に関する法については慎重に議論してもらいたいとおもう。
今回の改正法は、過去の未解決事件に対しても適用されるようだ。

時効撤廃・延長法案を可決＝人命奪う犯罪対象－参院法務委
4月13日13時35分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100413-00000084-jij-pol

　参院法務委員会は13日、殺人など凶悪事件の公訴時効の撤廃を盛り込んだ、刑法と刑事訴訟法の改正案を与野党の賛成多数で可決した。共産党は国民的な議論が不十分として反対した。参院先議の改正案は14日の本会議で可決、衆院に送付される運びだ。
　改正案は殺人や強盗殺人など、最高刑が死刑となる罪の時効（現行25年）を撤廃。また、最高刑が無期懲役以下の人命を奪う罪の時効を原則2倍に延長する。改正は犯罪被害者の遺族の感情を踏まえた措置で、改正法施行時に時効が成立していない過去の未解決事件にも適用する。