姫路市網干浜に建設中の「エコパークあぼし」で爆発事故１人意識不明の重体、４人重傷

２５日午前９時ごろ、兵庫県姫路市網干区網干浜で建設中の「健康増進センター」で爆発があり、２０～６０代の９人のうち、岡山市の片岡美司（よしじ）さん（４１）が頭を打って意識不明の重体となったほか、４人が重傷を負った。
１階北東側の温水プール用ろ過室の床下に設置された配管スペース（縦約２メートル、横・深さとも約１メートル）で、作業員が断熱材を配管に取り付けようと小型バーナーに火を付けたところ、突然爆発したという。
健康増進センターは、ごみ焼却施設「エコパークあぼし」の余熱を利用した温水プールなどがあり、７月のオープンを目指していたという。
建設現場内に何らかのガスが充満し、それに引火したものらしいが、調査中の段階でまだはっきりしていない。

爆発　ごみ処理施設の建設現場で１人重体、４人重傷　姫路
3月25日10時59分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100325-00000006-maip-soci

　２５日午前９時ごろ、兵庫県姫路市網干区網干浜で市が建設中のごみ処理施設「エコパークあぼし」で爆発があり、作業員が一時生き埋めになるなどした。
　２０～６０代の９人のうち、岡山市の片岡美司（よしじ）さん（４１）が頭を打って意識不明の重体となったほか、４人が重傷を負った。県警網干署は２６日午前に業務上過失致傷容疑で現場検証を行う。
　同署によると、爆発があったのは、エコパークあぼしの敷地内で建設中の「健康増進センター」工事現場。
　１階北東側の温水プール用ろ過室の床下に設置された配管スペース（縦約２メートル、横・深さとも約１メートル）で、作業員が断熱材を配管に取り付けようと小型バーナーに火を付けたところ、突然爆発したという。
　爆風で外壁の一部が崩れた。同署は、自然発生したガスが配管スペース南側を中心に充満していた可能性があるとみている。
　施工会社「神崎組」（姫路市）などによると、けが人はいずれも下請け会社の作業員。配管スペース内では重傷の２人が作業していた。
　センター内では当時、約８０人が配管・内装工事を行っていた。
　姫路市によると、健康増進センターは鉄筋コンクリート２階建て延べ約４０００平方メートル。ごみ焼却の余熱を利用した温水プールなどがあり、７月のオープンを目指していた。
　爆発時に現場近くの屋外にいた建設作業員の男性（６１）は「地響きのような音がした後、白煙で真っ白になった。
　血まみれの人もいた」と言い、別の作業員の男性（５６）は「爆発直前にウレタンが燃えるようなにおいがした」と話していた。【大久保昂、久野洋、山川淳平】