＜日米協議＞キャンプシュアブ埋め立ても徳之島案も不適格

　米軍普天間飛行場移設問題で、日米の外務・防衛当局の審議官級による本格的な実務者協議が４日、防衛省で行われた。
名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画を修正し、杭打ち桟橋方式などで滑走路を建設する案と、鹿児島県・徳之島にヘリコプター部隊を移転する案を正式に提示したが、埋め立て案に対してはテロなどの危険性が指摘され、徳之島案については、運用上の問題として受け入れられないとの立場が表明されたという。
自分で決めた日程が残り少なくなってから、あわてて案らしきものを出して協議に望んでも誰も相手にはしてくれないでしょう。
下準備もなにもない、ぶっつけ本番での大事な基地問題への対応では、日本の馬鹿さ加減を曝け出すだけではないでしょうか。
民主党だけでなく、鳩山首相個人の問題でなく、日本が国際間で信用できる国かどうかが問われるところまで来てしまった問題だと思います。
　

米、徳之島案「運用上受け入れられない」
5月5日3時3分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100505-00000007-yom-pol

　沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、日米の外務・防衛当局の審議官級による本格的な実務者協議が４日、防衛省で行われた。

　日本側は、日米が２００６年に合意した同県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画を修正し、杭打ち桟橋方式などで滑走路を建設する案と、鹿児島県・徳之島にヘリコプター部隊を移転する案を正式に提示した。

　関係者によると、米側は、杭打ち桟橋方式について、過去の日米協議でテロの危険性が高いことを理由に却下した経緯などを指摘。徳之島案については、「沖縄の海兵隊陸上部隊との距離が離れすぎていて、運用上受け入れられない」と明確に反対する立場を表明した。