HimaZiin オウム団体規制法報告　公安調査庁・警察庁

松本死刑囚がいまだ持って絶対的な存在であるという公安と警察庁の状況報告だが、本当にそうなのだろうか。
教団から脱会した上祐史浩前代表（４６）の新団体「ひかりの輪」についても、「依然として教団の重要な一部を構成している」として観察処分の対象に含め、まつもとの死刑囚の影響力かにあるとしての決定のようだ。
一連の事件の内容からすると、解散して当然の団体であることから、どのような処分を行われても当然だとも考えるが、いつまでも松本死刑囚の絶対性の下にあるという見解は、いかがなものであろうか。
松本サリン事件の河野さんが、井上被告に面会を申し入れ、面会後、「歯車が外れると、ちょっとしたきっかけで罪を犯してしまうと感じた。きょうを縁に手紙のやりとりをしたい」と語ったという。
オウム事件は松本死刑囚の絶対性を云々するよりも、今後この手の事件が再発する危険性が指摘されていることへの対応策のほうが大事なことである。

松本死刑囚が「絶対的影響力」＝オウム団体規制法報告－公安・警察
4月21日9時34分配信時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090421-00000024-jij-soci
　公安調査庁と警察庁は21日午前の閣議で、オウム真理教（現アレフ）の活動をまとめた昨年の団体規制法施行状況を報告した。国内の信者数は前年並みの約1500人だが、松本智津夫（麻原彰晃）死刑囚と、同死刑囚の説く教義が依然として「絶対的とも言える影響力を有している」と強調している。
　また、教団から脱会した上祐史浩前代表が率いる新団体「ひかりの輪」について「松本死刑囚に帰依する者によって、観察処分を免れる目的で組織されたもので、教団の重要な一部を構成している」と指摘した。