＜高槻市＞淀川堤防の遺体事件 疑惑の養父に２年前にも変死体

　４月２９日、大阪府高槻市の淀川堤防で、ビニール袋に入った宇野津由子さん（３６）の遺体が見つかった事件で、府警は同居していた養父や知人男性ら３人を事件に関与している疑いが強まったとして、死体遺棄の疑いで近く事情聴取する方針を固めた。
宇野さんは、今年２月に養子縁組をし、同居を始めたと見られるが、養父たちは４月の２０日頃からいなくなって、４月２８日からは連絡も取れなくなったとはなしているという。
ところがこの養父たちが、２月頃から複数の保険会社で多額の保険金をかけていることがわかっており、この夫婦の周辺で平成２０年秋に変死した５０歳代の女性にも保険金がかけられていたことが判明。府警は保険契約や２人の死亡の経緯について調べるという。
養父たちの周りで、変死体が２件もあるということでは、非常に疑わしいことであり、保険金を何のためにかけたかがこの事件の解明につながる。平成２０年の事件についても、かけられた保険金について再調査するなどで、事件の真相が明らかになればいいですね。

＜淀川女性遺体＞養父ら３人聴取へ　別の女性も変死
5月13日2時32分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100513-00000008-mai-soci

　大阪府高槻市の淀川堤防斜面で先月２９日、宇野津由子（つゆこ）さん（当時３６歳）＝同府豊能町希望ケ丘１＝の遺体が見つかった事件で、府警高槻署捜査本部は、宇野さんと同居していた養父や知人男性ら計３人が事件に関与した疑いが強まったとして、近く死体遺棄の疑いで事情聴取に乗り出す方針を固めた。捜査関係者が明らかにした。宇野さんは絞殺されたとみられ、養父母を受取人とする多額の生命保険がかけられており、捜査本部は関連についても捜査する方針。
　宇野さんが行方不明になってから、養父らが府警に相談するまで少なくとも約２週間かかっているうえ、失跡の経緯などについても説明があいまいだった。さらに、保険金の加入など不可解な点もあるため、捜査本部は養父らが何らかの事情を知っているとみて、本格的に事情を聴くことを決めた。
　また、養父母の知人である５０代女性が０８年に変死し、女性には多額の生命保険がかけられていたことが、捜査関係者への取材でわかった。０８年１０月３１日午前８時４０分ごろ、養父母宅から南東約５００メートルにある店舗兼住宅内の階段近くで倒れているのが見つかった。救急隊員が駆けつけたが、すでに死亡していた。女性には多額の生命保険がかけられていた。この店舗兼住宅は、養父が所有しており、女性はこの店舗スペースで居酒屋を営んでいたという。